SF異星人カグヤ姫物語

エピローグ

 

1969年NASAが送り込んだアポロ11号の宇

宙飛行士は人類史上初めて月面に降り立っ

た。

月面での活動はTV中継され全世界の人々が

固唾をのんで見守った。

当時の通信技術での月からの中継というの

で画像はそれ程鮮明ではなかった。

最近では多くの国が月着陸を目指してロケ

ットの打ち上げが活発になってきている。

USAのE.マスク氏は電気自動車テスラ生産、

旧ツウィター(現X)の買収、民間宇宙開發

会社スペースX設立等で有名だが、盛んに打

ち上げているロケットの目的は人類の火星移

住だそうである。

世界人口の増加、温暖化を含む地球環境の破

壊、隕石の地球との衝突など危機から人類の

生残を目指してだそうである。

各国の目的もそうであるが、火星移住を考え

るうえでも地球外資源の探索は宇宙開発を勧め

ていくうえで非常に重要である。

近隣の天体での水の存在の可能性の高まりは、

水素酸素といった資源の点からだけでなく、生

物の存在の可能性への期待を膨らませてくれる。

 

月着陸に成功した国は、米国、旧ソ連、中国、

インドそして日本(2024/01/25, 無人探査機

「SLIM」)の5カ国である(https://www.yomiuri.

co.jp science 2024/01/20)が、国産ロケット打ち

上げ可能な国は他にフランス、イスラエル、イ

ラン、北朝鮮(https://www.nikkei.com 2022/06/

21)と盛んである。

 

こうしたことで最近は月面の映像を見る機会が増

えているが、多くの人々の感情とは異なる感情を

抱きながら映像を見ている人々?がいた。

 

カグヤ姫達異星人らは、中世時代に地球探索を終

えて月基地に帰還したが、秘密裏に人間社会に潜

り込み平穏に共生していく方針が決定された。

異星人達の生き残りのためには一部のメンバーが

地球に残り、他のメンバーは次の移住先探索の旅

に出発した。

寄生性生物の異星人であるために人間社会への侵入

は不可欠であったが、異星人社会でも子育てに被寄

生体の存在が必要だったが、次第に自分達仲間が子

育てを担う様にライフスタイルを代々変えていった。

擬態能力を持っているため、乳児預かりや保育園・

幼稚園・学校と集団での子どもの世話の様子は地球

人の目からは何ら変わったところはなかった。

 

こうした地球上で暮らす異星人達にとっては、最近の

月の映像を期待に目を輝かせながら見つめる地球人の

そばでやや懸念を持ちながら見つめていた。

確か、仲間の異星人達が月基地を離れる時には宇宙船

の修復や宇宙旅行に必要な資源探索が済んだ後と聞い

ている。

また、不要となったゴミは月に残していった可能性が

ある。

地球から持ち帰って不要となった物も残していったか

もしれない。

地球人達は持ち帰り月サンプルの分析をしているが、異

星人達の資源探索の跡や月にあるはずのない異星人由来、

あるいは持ち帰り地球サンプルが辻褄の合わない物とし

て発見されないか?

月面の映像を見つめる地球人に混じって、異星人達は異

なる感情を持ちながら凝視していた。

彼らは擬態能力で見た目はまるで地球人である。

ただし、彼らは身体上の特徴を残していた。

地球人への擬態がうまくできない部分があった。

小指がうまく動かせないのである。

(USAのTV番組「インベーダー」(主演:ロイ・シネス)

へのオマージュ)

 

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(お詫び)

以前からのPC不調に加え、最近急に「検索」も時間がか

かる/不能となるなど理由のわからない状態のため、「SF

異星人カグヤ姫物語」を更新できておりません。

すみません。

SF異星人カグヤ姫物語

S.スピルバーグ監督のT.クルーズ主演のSF映画

宇宙戦争」(2005年)では、高度な科学技術を

持った宇宙人の侵略に地球人達の反撃もなす

すべもなかったが、やがて宇宙人達の勢いに陰

りが見え始め地球人達の反撃が通用するように

なる。

地球人達の攻撃で破壊された宇宙人の操縦する

ロボットから出てきた半死の宇宙人はまもなく

死んでしまう。

死亡の原因は、地球で我々の周りにいる地球人

にはなんでもない細菌に感染したためであった。

そうした細菌は、我々が生まれ育った環境にい

て、我々は自然に抵抗力を持っていたのだ。

宇宙人達には不幸なことに、そうした多くの細

菌の中で宇宙人に感染できる種類があり、しか

も宇宙人に対して病原性を示したのだった。

 

「SF異星人カグヤ姫物語」の異星人達も移住先

探索の旅行中に、仲間の異星人達を微生物感染

により亡くす経験があり、地球探索においても

地球での異星人に対して有害な可能性のある存

在、特に病原体に対して事前調査を行った。

こうして探索員であるカグヤ姫が地球人社会に

潜り込めて、無事成長できたことから地球での

生活は問題なしに思われた。

 

カグヤ姫はやがて地球人社会の侵入・探索を終

えて、月基地へ他の地球探索チームのメンバー

とともに帰還することになる。

この時に、地球で生まれ育ったカグヤ姫の体に

はダニの一種が付着していた。

地球人やカグヤ姫達異星人にも肉眼で容易に見

つけられない程の小さな生物である。

このダニの仲間は、地球人の体由来のカミ、フ

ケ、脂質等の分泌物をエサにしていた。

たまに皮膚上で炎症を起こしてカユミ、さらに

はアレルギーを起こすこともあるが、普段は支

障なく気付かないことが多い。

実は異星人達に対しても同様であった。

このダニは異星人達の体表からのフケや分泌物

をもエサにできた。

 

地球人の体表や体内には普段気付かないが常在

菌が存在している。

洗浄や消毒、あるいは薬剤を飲んでも完全に失

くすことはできない。

地球人社会で生まれ育ったカグヤ姫も同様にダ

ニが住み着いたのであった。

 

カグヤ姫の地球人社会に侵入前には、感染症

仲間を失った経験を持つ異星人達は感染症に対

してナーバスであったが、健やかに育ったカグ

ヤ姫に対しては地球環境に適応できたものと自

然と判断してしまった。

もちろん地球に秘密裏に侵入していた仲間の異

星人メンバーも無事月探査船に帰還できた。

 

カグヤ姫と地球探査船メンバーは、異星人達の

待つ月探査船や月基地に帰還時は念の為に体表

の洗浄・消毒、つまり検疫を受けたが何の問題

もないようだった。

しかしながら、洗浄しきれないダニには別の微

生物が共存、あるいは寄生していた。

この微生物はダニに対して特に有害ではなかっ

た。

つまり、この微生物はダニの体内?体表にいる

が成長が遅く、ダニの体液をおすそ分けしても

らって生存している程度で、ほぼダニには有害

ではなかった。

しかも、異星人達にはやや不運なことにダニの

体液に近い成分を異星人達も持っており、この

微生物は直接異星人たちの体液も利用できた。

微生物はダニから異星人に乗り換えられ、生存

できるのである。

 

健康で普通の抵抗力のある異星人には問題ない

が、新生児あるいは老人、あるいは病気怪我な

どで体力の低下した異星人の場合には時に微生

物の増殖を赦して抵抗力が負ける場合がある。

地球人の場合には、ある種のダニは危険な微生

物(ウイルスや細菌等)を媒介することが知られて

いる。

クリミア・コンゴ出血熱、回帰熱、重症熱性

血小板減少症候群(SFTS)、ダニ媒介脳炎、ツツ

ガムシ病、日本猩紅熱(ダニ媒介感染症、厚生

労働省)である。

 

さて、カグヤ姫は体に住み着いたダニを心なら

ずも仲間のところへ持ち帰ってしまったが、ダ

ニや微生物が異星人達に悪さをしなければ良い

のだが。

仲間の異星人達は冬眠宇宙履行中に感染症で全

滅した苦い経験がある。

ダニや微生物が異星人社会で自然と淘汰される

か、病気が拡大しても大した事の無いように願

ってやまないが、果たしてどうなっていくのか?

 

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(お詫び)

相変わらずのPC不調で、「異星人カグヤ姫物語」

は更新されておりません。

悪しからず。

 

 

SF異星人カグヤ姫物語

2024年 新年がスタートしましたが、歌手の八

代亜紀さんの訃報が驚きでしたね。

昨年末に自分自身の免疫が自身を攻撃する自己

免疫疾患である膠原病とか皮膚炎、肺炎で急逝

していたそうです。

73歳だったそうです(NHK NEWS WEB 2024/01

/09)。

歌が上手い人は多いですが、歌声を聴けばすぐ

八代さんと分かる独特の声色の持ち主でした。

多数のヒトのお悔やみは八代さんの誰にも好か

れた人柄を示してますね。

最近だと歌手の谷村新司さんも驚きでしたね。

 

歌手に限らず、再放送でおなじみの俳優さん

も既に亡くなられた方が多いですね。

亡くなって永い渥美清さんや渡瀬恒彦さん、

市原悦子さんは役柄のイメージが頭に浮かび

ます。

繰り返し動いている映像を見ているせいです

かね?

 

さて、「異星人カグヤ姫」も月からの使者、

実は移住星を探索している異星人の地球探索

のスパイ?として地球人社会に送り込まれた

わけです。

月はおそらく異星人達の一時期基地であった

と思われます。

カグヤ姫の地球での求婚条件に出された無理

難題は、実は異星人達が必要な資源調達の意

味もあった。

もちろん異星人達も月基地を作った時に資源

の探索も行ったようです。

宇宙旅行中に彼らにも継続するためにも必要

な資源の備蓄、あるいは新たな資源の開発の

機会があるはず。

 

時代を経て、地球人も資源を月に求める状況

になった。

今年2024年に入って、嬉しいニュースがあっ

た。

日本の探査機「SLIM」が月着陸に成功したと

のこと。

月着陸は旧ソ連アメリカ、中国、インドに

次ぐ世界5番目。

(Yahoo ニュース 2024/01/20)

今後の月開発の激化が予想され展開に目が離

せませんね。

 

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(お詫び)

あいも変わらずPC不調で、「SF異星人カグヤ

姫物語」の更新ができておりません。

本年もご迷惑をおかけしますが、よろしくお

願い致します。

SF異星人カグヤ姫物語

自然ドキュメンタリーTV番組があります。

やはりNHKが多いですが、特に生物系の記

録番組が好みです。

映像は番組時間だけですが、狙った映像を

記録するためには並々ならぬ時間や努力が

掛かったことと思い頭が下がります。

最近の事で振り返って個人的に印象に残っ

た例を挙げてみますと、大陸間の長距離飛

行をするチョウや、標本はあるけど生きて

いる姿が記録されていない世界最大級のチ

ョウだとか、またクジラが大集合する海域

とか、また映像で初めて生きている姿を捉

えられたダイオウイカとか。

また、すぐ思い出せないような興味あふれ

る事もあることと思います。

さらには集団生活の生物(昆虫)の帰巣実

験とか、研究者の工夫も大層関心させられ

るものも多いです。

動物や虫だけでなく、植物についても興味

深い研究結果が紹介され驚かされました。

植物間でのコミュニケーションの存在とか、

森においては植物と微生物のコミュニケー

ションの存在とか。

思いも寄らない研究結果にまさに目からウ

ロコでした。

考えてみると、各生物が勝手に発生してき

たわけではなく、なんらか関連し合って発

展し現在の姿があると考えるのが自然と思

えるようになりました。

 

さて、「SF異星人カグヤ姫物語」では異星

人は昆虫型生物としましたが、上記のよう

な例を知るにつれて人類より高度な知能・

科学技術をもった異星人、特に地球上の昆

虫に近い生物の存在を想像しうるなと思え

るようになりました。

 

今回は「テッポウウオ」について面白い話

を知りましたので紹介することにしました。

やはり、TV番組を見ていて偶然知りました。

テッポウウオは、水中から水を「水鉄砲」

のように発射して水上の虫を水面に落とし

てそれを食べるということを知っている人

は多いと思います。

オックスフォード大のCait Newportらは、

テッポウウオが44種のヒトの顔で以前に

見た顔を見ると「水鉄砲」をする実験を行

い、顔を認識できることを見つけました。

(Gigazine 2016/6/8 サイエンス)

ヒトが他人の顔を認識する脳の部分を持た

ないシンプルな脳の構造の魚でも能力があ

ることがわかり、認識に複雑な構造がなく

ても可能であり、さらなる他の能力の可能

性も出てきたそう。

テッポウウオスズキ目テッポウウオ科で、

英名をarcherfish(射手魚)という。(ウィ

ッキペッディア)

水中から屈折を計算して的に水を噴射でき

る。

1m以上も水を飛ばせる。

東南アジアの熱帯域のマングローブ地域に多

く生息する。

採餌行動に水鉄砲が不可欠というのではなく、

水上の小動物以外に、水面や水中の小生物も

食べる。

さらに驚くことは、「水鉄砲」は先天性でな

い、つまり遺伝子を持ってるわけでなく、集

団で生活しているためにベテランの「水鉄砲」

を観察して、練習なしでできるようになるそ

うです。(http://silverrapide.blog94.fc2.com

生き物とちきゅうの話 2016/8/3)

 

最近、親世代を真似るということはその生物の

生存に重要なことと思えるようになってきたの

で注目されました。

「真似る」とは高等生物の特徴ではなく、広く

生物に当てはまるのではと思っております。

親の存在は、その生物が生存してきた手本とな

るのに十分重要な役割を占めている証明になる

と思われます。

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(お詫び)

PC不調につき「SF異星人カグヤ姫物語」は更新されていません。

悪しからず。

SF異星人カグヤ姫物語

2005年のS.スピルバーグ監督T.クルーズ主演の

宇宙戦争」においては、圧倒的な高度文明の

宇宙人達による侵略を受けた地球人達であるが、

最終的には地球のどこにでもいるようなありき

たりの微生物の感染により全滅してしまう。

新型コロナウイルスが世界的に広まり、感染予

防にワクチン接種をすると、それをかい潜るよ

うに変異型コロナウイルスが広まるというイタ

ごっこをやっているが、それでも感染症法上

の位置づけが「2類相当」から「5類」、つま

り一般の風邪扱いに移行した。

人々がこうして新型コロナウイルスに目を奪わ

れている間に、「我々の事もお忘れなく」とア

ピールするごとく従来から存在しているインフ

ルエンザやアデノウイルスプール熱)、マイ

コプラズマ(肺炎)、溶連菌(イチゴ舌)など

の患者が増えて盛り返してきている。

このように地球では様々な感染症の病原体が存

在するのであるが、「宇宙戦争」の宇宙人達は

その高度の科学技術のためか?つい油断した?

ためか地球についての侵略前の事前調査をない

がしろにしてしまったんだなあ。

一方で、カグヤ姫達異星人は、彼らの移住先の

天体探索中に重要なパートナーを感染症でなく

すという苦い経験をしたために、地球を探査す

る前に地球の病原体に対する事前調査を慎重に

進めた。

地球環境に、特に人間社会に存在する病原体に

ついて調査し、万が一感染した場合の治療法ま

で決めてスパイのカグヤ姫が送り込まれた。

その慎重な方針が功を奏したのか、カグヤ姫の

地球人(人間社会)への侵入はうまくいった。

 

さて、微生物とは他の生物にとっての病原性の

有無しか関心が持たれないことが多いが、実は

生物の進化に関与しているケースもある可能性

が見つかってきている。

ウイルスは多くの種類があるが、その中の一つ

にレトロウイルスがある。

一般の人がよく知っているレトロウイルスとし

てはHIV(ヒト免疫不全ウイルス)がある。

以前は感染死が恐れられたエイズ(免疫不全症候

群)の病原体である。

ウイルスを含め生物は子孫遺伝子を残すことが

できるのであるが、ウイルスは本体が核酸のみ

でできており他の生物とは異なる。

例えば、細菌は栄養があれば取り込み自身の体の

構成成分を作り出せ、自身と同じ生物を作り出せ

るのであるが、ウイルスは自身の核酸から他の生

物の体の中の装置を借りて複製する。

ウイルスは、ウイルス単独では子孫を残せないた

め、はたして生物と言えるか疑問である。

ウイルスは生物と無生物の間に位置すると言われ

る所以である。

 

しかしながら、こうしたウイルスの中には生物の

進化において重要な役割を果たした可能性が出て

きた(ヘルシスト273号 生物特集 知られざる

ウイルス 中屋敷 均 2022/5/10)。

レトロウイルスの核酸RNAなのですが、感染し

た細胞のなかではDNAに変換され感染細胞のDNA

に入り込み、それからウイルスの子孫のRNAが作

られると言う変わった増え方をする。

感染細胞を調べるとウイルス由来のDNAが多数残

されているような形跡があり、これを内在性レト

ロウイルス(ERV:endogenous retrovirus)という。

 

動物は子孫を体外に卵を産み育てていた(卵生)

が、哺乳類では体内である程度まで育てた後に出

産するようになった(胎生)。

体内の胎盤という組織で子供に栄養や酸素を供給

するようになったのである。

この胎盤をつくるのにウイルス由来のシンシチン

というタンパクが利用されている。

 

また、生物が水中から陸上に進出すると皮膚の保

湿性を維持する必要がある。

皮膚の保湿層を作る過程でタンパクを分解する必

要があるが、その分解酵素は哺乳類にしかなくウ

イルス由来のサスペースである。

 

また、神経細胞間でRNAの伝達を助けるアークと

いうタンパクは元々ウイルスRNAを包み込んでウ

イルス粒子を形成するタンパクである。

 

ヒトゲノムが解析されると、LTRレトロトランス

ポゾンや他の転写因子などがゲノム全体の45%を

占めるそうで、「ウイルスのかけら」が散らばっ

ているようだと。

つまり、ウイルスのかけらが遺伝子の制御として

重要な役割を担っているということのようだ。

 

現在、ウイルスというと悪さをするイメージだが

我々が存在できるのはウイルスのおかげかも知れ

ないってことだね。

 

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(お詫び)

PC不調のため、「SF異星人カグヤ姫物語」は更新

できておりません。

悪しからず。

SF異星人カグヤ姫物語

カグヤ姫達異星人は、地球上では昆虫型

の生物です。

遺伝学上では全く異なる生物ですが類似

点があるのです。

しかしながらカグヤ姫は老夫婦に発見さ

れ人間社会に入っていきます。

つまりカグヤ姫は見た目人間と変わりま

せん。

しかしながら地球上の昆虫のサイズはま

ったく小さく、人間ほどの大きな昆虫は

いません。

 

最近、蜂の生活を紹介するTV番組を見ま

した。

既に知られているように、蜂は集団で社

会を作り互いに協力しあって生存してい

ます。

共同生活するための巣を作り、蜂蜜や花

粉といった食料を持ち帰り、子孫を育て

ます。

餌となる食料を発見した蜂は、巣に帰る

と餌の場所を他の蜂に知らせます。

その時のコミュニケーションの方法は

「8の字ダンス」として知られておりま

す。

太陽の位置を基準にその方角と距離をダン

スで、他の蜂に知らせるのです。

太陽の位置と飛んだ距離により餌の場所を

記憶します。

 

また、同じく集団社会生活をする蟻の生活

を考えます。

地上を移動する蟻は太陽の位置を基準にし

た移動を記憶するのと、体からフェロモン

と言う化学物質を出し仲間とコミュニケー

ションすることで餌である食物の場所を仲

間に伝えるそうです。(Nature and Science

「PETiT PEDiA せかいの昆虫」(アマナイメ

ージズ) より 2020/5/3)

 

蟻や蜂は体のサイズの小さな生物ですが、

位置情報を認識できる他の動物例を見てみ

ましょう。(National Geografic ニュース

 驚くべき動物の帰巣本能 2013/1/25)

ヨーロッパウナギはヨーロッパの川から北

大西洋まで産卵し、幼魚がまたヨーロッパ

の川に戻ってくる。

オオソリハシシギは渡り鳥でアラスカの繁

殖地からニュージーランドまで一気に移動

する。

スグロアメリカムシクイは北アメリカの森

に生息し、冬にはベネズエラに逃避する。

メキシコオヒキコウモリは巣のあるテキサ

ス州の洞窟から最大70キロ先までエサの蛾

や蚊を探し、迷子になることなく帰巣する。

陸上の目印と仲間の匂いを利用して巣の位

置を知ると考えられるそうだ。

 

生物が地上に出現した当時は、もちろん地

上からは周期的な日照が既にあったはずで、

生物の生存に大きく影響したと思われます。

最初の生物と思われる単細胞生物の時代か

ら太陽の影響は受けており(例えば光合成

、エサの場所への位置情報や、巣というも

のができた場合の帰巣のための位置情報と

かの必要性ができてきた折には位置を知る

カニズムは進化系統樹上に共通に保存さ

れるはずです。

つまり生物が生き残るには、進化系統樹

で別れても共通して位置情報認識は残るは

ず。

上記の例を眺めてみると、小さな蟻、蜂か

ら少し体の大きな魚、鳥、コウモリにも共

通して残っていると思われます。

もちろん人間も残っていると思われます。

むしろ神経系の小さな蟻や蜂でも位置情報

認識が可能なのだから、魚・鳥・哺乳類の

大きくなっていく神経系(脳)でも位置情

報認識部位は小さいのではと想像されます。

 

さてカグヤ姫達異星人はほぼ人間と同じ体

格です。

おそらく脳の大きさも似たようなものでし

ょう。

科学技術の発達具合からも脳の大きさもな

るほどと思われます。

 

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(お詫び)

PC不調のため「SF異星人カグヤ姫物語」は

更新されておりません。

悪しからず。

SF異星人カグヤ姫物語

異星人達は移住先として地球を探索する

おりには、地球生物の一つである人間の

身の回りにある病気を慎重に調べた。

なぜならば、異星人達は地球で言えば寄

生型の昆虫型生物であったからである。

異星人達は元々2種類の生物の共生社会

を作っていた。

ただし、移住先探索の旅の途中で被寄生

型生物が感染症のために全滅し、生き残

った寄生型生物は新たな被規制型生物を

移住先で見つけねばならなかったのであ

る。

移住先候補の地球では、人間社会に潜入

する以外なかった。

異星人に対して友好的かどうか少なくとも

当初は判断できなかった。

そのため人間周辺に認められる病気を初め

とした調査は賢明であった。

 

以前ワクチンを紹介した感染症は免疫記憶

が感染防御に重要である疾患であったが、

なるほど異星人達に地球人と同様に感染す

るか不明だし、異星人達が地球人同様な獲

得(病原体に特異的に作用する)免疫機構

を持っているかどうかも不明である。

それとも、異星人達は地球での抗生物質

化学療法剤のように病原体に直接作用する

ような薬を利用できたのか?

 

線虫の免疫に関わる遺伝子産物「tol」は哺

乳類にも類似の分子「tol-like-receptor (TLR)

」が存在し、免疫において重要な役割を呈し

た。(JST 科学技術振興機構、ライフサイ

エンス事業成果、2017年)

病原体を認識する機構が存在するが、昆虫型

生物と考えられる異星人達はどうか?

機能的に類似の機構があるのか?

 

「SF異星人カグヤ姫物語」では、地球人社会に

侵入するカグヤ姫は健康維持のために健康食品

や薬を所持していました。

人間の場合には、免疫能力が未発達な新生児は

母親からの母乳に含まれる抗体により抵抗力が

付与されるが、同じく人間社会での免疫能力が

未発達のカグヤ姫は「健康食品や薬」しか有効

な防御方法はなかったのでしょう。

人間社会の適性を調べる探査のためのスパイ活

動なので、とりあえず滞在中だけ健康であれば

良かったのでしょう。

 

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(お詫び)

PC不調のために「SF異星人カグヤ姫物語」は更

新されておりません。

あしからず。