SF異星人カグヤ姫物語

S.スピルバーグ監督、T.クルーズ主演の映画

宇宙戦争」(Wikipedia 2005年公開)で

の地球侵略を試み失敗した宇宙人と異なり、

慎重な地球探査から始まったカグヤ姫達異星

人の侵入は地球各地に至る。

中世の日本においても、予備探査を終えてい

よいよ地球人(社会)との接触に至るが、偶

然にカグヤ姫が無事に地球人との共生に入れ

た訳では無い。

移住先の天体を探索する宇宙旅行中に、冬眠

状態のクルーの一部が感染症の拡大により失

われたのだ。

こうした苦い経験により、彼らは移住先の天

体の選定に慎重になっていく。

 

当時の中世の日本では病気、あるいは感染症

との認識はなかったかも知れないが、病原体

は突然出現するものではなく、長らくヒトは

共存していたことだろう。

一方、異星人達にも感染症はあったものと想

像されるが、高度な科学技術レベルの異星人

達にも医学治療法があったはずである。

もちろん地球の病原体が異星人達にも同様に

感染するとは限らないが、現代社会で知られ

ている病原体を観てみよう。

身近な病原体、つまり広く我々の周囲に存在

して容易に感染の機会がある病原体である。

既に乳幼児の時期に予防接種をされている病

原体については本ブログで紹介しているが、

多くのワクチンは複数回接種されます。

これはワクチンのブースター効果を期待する

ためです。

 

「ブースター効果」とは、日本語では「追加

免疫効果」と言います。

体内で1度作られた免疫機能が、再度抗原に

接触することによってさらに免疫機能が高ま

ることを意味する(ウィキペディア)。

つまり、最初に初対面の敵に出会って敵のプ

ロフィールを知り(一次応答)、ついで2度

目に入ってきた時には適切に対応できる反応

を増強する(二次応答)。

ついで、自然感染で敵が入ってくると、ワク

チンと同一であれば既に準備できている抵抗

力(免疫記憶)が働いて排除される。

敵が侵入してきても既に抵抗力が準備されて

いる分、早く排除が開始できるのである。

 

一次応答とは微生物が侵入してきた場合に、

非特異的反応で除去しようとする反応で、

好中球・単球(マクロファージ)が担当する。

二次応答とは既に侵入した微生物を記憶して

おり、その微生物に対してのみ特異的に排除

しようとする反応で、Tリンパ球・Bリンパ球

が担当する。

リンパ球は抗体を産生したり、感染細胞を破

壊したりする。

(免疫応答とは? 2020/11/18  macrophi.co

.jp)

 

カグヤ姫達異星人は、感染予防にワクチン接

種という方法をもっていたか?

それとも、微生物に直接働いてその機能を阻

害することによる治療薬か?

 

ちなみに、筆者mふじと作SFショート「火星

居住基地の怪死」の解説に登場する移植組織

を排除できない「バカンティマウス」(ウィ

キペディア)は、移植組織を異物と認識でき

ないマウスです。

つまり、上述のリンパ球の機能が先天的に異

常なマウスです。

 

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(お詫び)

PC不調につき、「SF異星人カグヤ姫物語」は

更新できておりません。

あしからず。