SF異星人カグヤ姫物語

SF映画で、異星人が地球を侵略するのですが最後には全滅

してしまいます。

トム・クルーズ主演で、スティーブン・スピルバーグ監督

の確か「宇宙戦争」だったと思いますが、別の映画と勘違

いしているかもしれません。

内容は、高度な科学技術を持った宇宙人が地球を侵略しに

来るのですが、最後には地球の感染症に罹って死んでしま

います。

地球人なら既に感染して免疫力を普通に持っているのですが、

宇宙人にとっては初めての病原体であり抵抗力がありません

ので全滅してしまったという訳です。

科学技術がはるかに地球人を超えている宇宙人達でしたが、

侵略する前の地球の下調べの段階で失敗したということに

なります。

治療薬やワクチンを用意しておくべきだったのかな?

 

本ブログの「SF異星人カグヤ姫物語」の異星人達は、地球の

探査においては慎重に進めていきます。

まずは宇宙からの観察を始めて、地上でのサンプルの調査、

地球の微生物に対する異星人の手持ちの治療薬の有効性

チェックや医薬品開発、地球人の死因の調査とその死因が

異星人にも該当するかの調査など。

地球人に接触する前には、可能な限り安全性について探査

します。

 

上記の「宇宙戦争」の異星人達と異なり、「SF異星人カグ

ヤ姫物語」の異星人達には地上の感染症は問題なかったの

ですが、ここで物語から離れて、地上の昆虫による(地球)

人への感染症を見てみましょう。

勿論、人の何でもない感染症が昆虫に重大な病気を起こす

可能性はありますが、虫が原因で人の病気を起こす例程知

られていることはまずないと思えます。

教科書的になりますが、「昆虫による感染症」は以下のよ

うになります。

 

まず、よく知られているのはペストでしょう。

ネズミに寄生するノミからペスト菌が人に感染すると「黒

死病」と言われる致死率の高い病気になります。

14世紀のヨーロッパの流行時で、この病気により人口が

3分の1から半分になったと言われます。

ついで、アフリカには吸血性のツエツエバエによりトリパ

ゾーマ原虫が感染し、「眠り病」を起こします。

やがては、昏睡状態に陥り死亡するそうです。

次に、ブユという小さなハエに刺されると、アフリカでは

オンコセルカ症という回旋糸状虫が感染し、体中を這い回

るそう。

南米のカメムシの数種は吸血性で、糞に接触するとトリパ

ノソーマに感染し、自覚症状なく、長い年月を経て死に至

るそう。

また、同じく南米ではサシチョウバエというカに刺される

と、リーシュマニア症になり、皮膚疾患や内蔵疾患の原因

になるそう。

病気を媒介する昆虫として最も恐れられているのは「カ」

だそうで、野生動物によるヒトの死亡原因の第1位だそう。

マラリアデング熱日本脳炎、バンクロフト糸状虫など

を媒介。

また、ダニは致死率の高いリケッチア症を媒介する。

(参考図書:丸山宗利著「昆虫はすごい」光文社新書

 

少し、SFから離れた話題を取り上げてみました。

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(お詫び)

PC不調により、「SF異星人カグヤ姫物語」を更新できており

ません。

すみません。