SF異星人カグヤ姫物語

カグヤ姫達異星人は移住先の星として地球

を探索し始めるが、科学技術の発達してい

る彼らにとって地球での病気(病原体)の

存在も重要な調査対象である。

もちろん彼らはその点にも気づいていた。

彼ら自身共生する異星人(異星人は寄生種

と被寄生種の2種により成り立っており、

カグヤ姫達は寄生種に属した)を移住旅行

中に亡くしていた。

移住旅行の冬眠中に感染症により、被寄生

種が全滅したのである。

カグヤ姫等寄生種にとっては由々しき問題

であった。

寄生種のライフサイクルに、生育期には被

寄生種に育ててもらうことが不可欠であっ

た。

こうした経験から、移住先に被寄生種(つ

まり育て親)を見つけ出さねばならなかっ

た.

移住先の育て親(地球人)及びカグヤ姫達

異星人にも脅威となる病気はなるべく避け

なければならなかった。

S.スピルバーグ監督、トム・クルーズ主演

の映画「宇宙戦争」のような結末にはなら

なかったのである。

 

さて地球にはどのような病気が存在する

のか?

異星人達は独自に地球人の遺体を検死し

たり、生活環境の微生物をモニタリング

もおこなった。

当時の地球人には病原体の知識がなかっ

たろうから、現代人の目から観てみると、

いくつかの病原体が知れる。

現在ヒトの予防接種の対象となっている

病気を少し観てみた。

また、当時にも「人獣共通感染症」は存

在しただろうから、こうしたものも含め

て考察できる。

ただ、カグヤ姫達異星人は昆虫型生物と

いっても昆虫ではなく、ヒトとは異なる

生物である。

従って、昆虫の病気が必ずしも昆虫型の

異星人にも観られるわけではない。

 

とはいえ、ここで地球で知られている昆

虫の病原体にどんなものがあるか興味は

持たれる。

そこで昆虫で知られている病気を例示し

てみる。

 

ウイルスー核多角体病ウイルス

原虫ーNosema spp.(蚕の微粒子病、ミ

 ツバチのノゼマ病などの病原体)

細菌ー乳化病菌(コガネムシ科幼虫の

 病原体)、バチルス・チューリンゲン

 シス

真菌ーハエカビ、シロきょう病菌、メタ

 ジリウム、冬虫夏草

線虫

(「ウィキペディア」 より)

当然ながら、これらはヒトに身近な昆虫

に見られる病気。

病気とわかるのは普段の健康体と比較し

た結果で異常とわかるから。

つまり健康状態が観察されるほどヒトに

身近な昆虫であり、当然身近でない昆虫

及びその病気の存在については知る由も

ない。

従って、我々の知る昆虫の病気とは極々

一部にしかすぎない。

 

しかしながら、上記のような病原体の仲

間はヒトを含めた動物やあるいは植物に

おいても知られている。

異星人に対しても、地球の生物同様に感

染の可能性はあるかも知れない。

異星人の地球の移住適性についての方針

は正しいのだろう。

 

------------------------------------------

(お詫び)

PC不調につき、「SF異星人カグヤ姫物語」

は更新されておりません。

あしからず。