SF異星人カグヤ姫物語

竹取物語」では、やがてかぐや姫は月よりお迎え

が来て帰ってしまいます。

かぐや姫は元々月の住人であったわけです。

当「SF異星人カグヤ姫物語」では、移住先を探して

いる異星人であり、内密裏に地球人の社会に潜り込

み、移住先としての適性評価をするためのデータ収

集するわけです。

カグヤ姫達異星人は、地球でいえば昆虫に似た生物

と言えるでしょう。

しかも、本来昆虫型の異星人(被寄生種)とは別の

昆虫型の生物(寄生種)でした。

元々の居住していた(母)星が、異星人人口増や環

境破壊、隕石衝突などで、一部の異星人達は新たな

居住星を求めて母星を離れたのでした。

ところが、移住先の探索旅途中での移住船内で感染

症が広まってしまい、抵抗力で劣る被寄生種は全滅

してしまいました。

大部分の異星人は冬眠状態を維持していて、一部の

リーダー的立場の異星人達が移住先探査の役目を果

たしています。

したがって、カグヤ姫達異星人は新たな被寄生種に

なれる生物の住む移住星を見つけることが死活問題

となってしまいました。

 

幸い、地球は有力な移住先候補に残ったようです。

しかしながら、調査員(あるいはスパイ?)カグヤ

姫は静かに(地球)人知れずに調査期間を終了した

かったのですが、地球人から見ると才色兼備のカグ

ヤ姫はどうしても目立ってしまい、お迎えが来て空に

戻る時には少し騒動になったようです。

 

お迎えは、仲間の探索チームの異星人達が送ったレス

キュー艇でしたが、地上の屋敷からレスキュー艇へは

カグヤ姫は自身の羽で羽ばたいていったのでした。

お迎えの予定はカグヤ姫にも仲間から知らされており、

カグヤ姫の体内ではそれに応じて出発の準備がスター

トしていました。

つまり、レスキュー艇へ飛翔していく体制を体につくる

ということです。

大きな変化で言えば、カグヤ姫の脳内ホルモンが分泌さ

れて羽化が起こることです。

実は、地球の昆虫に見られるように、昆虫型生物のカグ

ヤ姫には羽に将来なる器官があるのです。

主にホルモン刺激により羽が形成されるのですが、カグ

ヤ姫には幸い着物を着ているために周囲の地球人には知

られずに済むのです。

本来、異星人達の羽は居住地の移動目的で遺伝的に備わ

った能力でしたが、被寄生種生物との共存により生涯羽

化する必要が長らくありませんでした。

 

地球の虫にも、羽を生じて移動し別グループをつくる生物

がいますね。

黒アリ、シロアリとか。

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(お詫び)

PC不調で「SF異星人カグヤ姫物語」更新できておりません。

すみません。