SF異星人カグヤ姫物語

異星人カグヤ姫は、地球上で言えば昆虫型の生物です。

地球の昆虫と異星人とを少し生物学的に比べてみましょう。

環境破壊や異星人の人口爆発、他の流星との衝突の可能性等から一部の異星人達は、生き残りのために新たな居住地への移住の旅に出ます。

アメリカのNASAは「アルテミス計画」で、月基地建設及び更に火星への有人飛行を目指していますが、参加で支援される民間企業のスペースX社を設立した、電気自動車やツィーターで知られるE.マスク氏も同様な理由で火星移住を目指すそうです(https://natgeo.nikkeibp.co.jp 2017/10/04 ニュース 「2024年に人類を火星へ、米スペースXが発表」)。

 

地球の動物は、子孫を残す方法として卵生と胎生が知られています。

卵生は体外に子孫を産み落とすわけですが、胎生は体内で母体と子孫が胎盤を通して物質交換し、発育させます。

遺伝学的アプローチは、胎生の発生にはウイルスによる遺伝子の変化の結果によるものと推測されています(https://www.ims.riken.jp ヒトの8%はウイルスでできている?)。

つまり偶然の結果により哺乳類が発生してきたということになります。

一方異星人達は、地球に順応して生存できることにより、地球環境に近い状態の星にて種として繁栄できたと推察されます。

地球と同じ様な生物の進化は起こらなかったようです。

 

異星人達は卵生で進化を続けました。

異星人達は、その科学技術を当時中世の地球のレベルどころか、現代の地球レベルでさえ超す程までに発展させました。

異星人達は卵生です。

彼らの星では、子孫を残すには大気や宇宙からの放射線、さらに外敵から幼い時期には自身で身を守る必要があったのでしょう。

卵は少数ですが、そばには仲間(被寄生体を含む)の卵が共存しています。

また、地球の昆虫でいえば不完全変態であり、脱皮はしません。

 

甲虫、ハエ、ハチ、チョウ、カは完全変態カメムシ、バッタ、トンボ、セミ、カマキリ、ゴキブリなどは不完全変態です(Wikipedia 変態)。

完全変態は、幼虫・蛹・成虫と形が変化しますが、不完全変態では幼虫から成虫になるまで形が変わりません。

ただし、不完全変態セミ・トンボのように外見が変わるものもあります。

完全変態では、幼虫と成虫では住む場所や食べ物が変化します。

また、昆虫は内骨格と呼ばれる体表が硬い甲羅のような構造を持っており、ヒトのように体内に骨をもつ内骨格と異なり、体を大きくするためには脱皮が必要です(https;//natogeo.nikkeibp.co.jp 2022/05/13 ニュース「カニやカメ、ヘビ、昆虫など、脱皮のメカニズムを解き明かす」)。

 

異星人達は昆虫型の生物と言いましたが、いわば不完全変態であり、内骨格を持った生物なので、卵から孵化後はヒトと同様に子孫と同じ食べ物を摂りながら生活できるので子孫の教育期間がとれます。

体の成長に脱皮が不要で、そのため生活が脱皮に時間をとられることがありません。

異星人達の高度な知識や科学技術の維持さらなる発展には、世代を通じて絶え間ない教育があったからに他なりません。

 

こうして地球と異なる環境で進化して生き延びてきた異星人達が、地球人を征服して支配下に置くより、共存して平和的に暮らそうとする道を選んだのでした。

 

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(お詫び)

PC不調のために、「SF異星人カグヤ姫物語」の更新はできておりません。

すみません。