SF異星人カグヤ姫物語

異星人達は移住先として地球を探索する

おりには、地球生物の一つである人間の

身の回りにある病気を慎重に調べた。

なぜならば、異星人達は地球で言えば寄

生型の昆虫型生物であったからである。

異星人達は元々2種類の生物の共生社会

を作っていた。

ただし、移住先探索の旅の途中で被寄生

型生物が感染症のために全滅し、生き残

った寄生型生物は新たな被規制型生物を

移住先で見つけねばならなかったのであ

る。

移住先候補の地球では、人間社会に潜入

する以外なかった。

異星人に対して友好的かどうか少なくとも

当初は判断できなかった。

そのため人間周辺に認められる病気を初め

とした調査は賢明であった。

 

以前ワクチンを紹介した感染症は免疫記憶

が感染防御に重要である疾患であったが、

なるほど異星人達に地球人と同様に感染す

るか不明だし、異星人達が地球人同様な獲

得(病原体に特異的に作用する)免疫機構

を持っているかどうかも不明である。

それとも、異星人達は地球での抗生物質

化学療法剤のように病原体に直接作用する

ような薬を利用できたのか?

 

線虫の免疫に関わる遺伝子産物「tol」は哺

乳類にも類似の分子「tol-like-receptor (TLR)

」が存在し、免疫において重要な役割を呈し

た。(JST 科学技術振興機構、ライフサイ

エンス事業成果、2017年)

病原体を認識する機構が存在するが、昆虫型

生物と考えられる異星人達はどうか?

機能的に類似の機構があるのか?

 

「SF異星人カグヤ姫物語」では、地球人社会に

侵入するカグヤ姫は健康維持のために健康食品

や薬を所持していました。

人間の場合には、免疫能力が未発達な新生児は

母親からの母乳に含まれる抗体により抵抗力が

付与されるが、同じく人間社会での免疫能力が

未発達のカグヤ姫は「健康食品や薬」しか有効

な防御方法はなかったのでしょう。

人間社会の適性を調べる探査のためのスパイ活

動なので、とりあえず滞在中だけ健康であれば

良かったのでしょう。

 

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(お詫び)

PC不調のために「SF異星人カグヤ姫物語」は更

新されておりません。

あしからず。